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今期、1億6千万余円の収益ー兵庫県交通共済協同組合 (1/2)
兵庫県交通共済協同組合(北野穰理事長)は 6月12日、兵庫県トラック会館で平成30年度総代会を開き、(1)平成29年度事業報告(2)同決算(3)同30年度事業計画(4)同予算(5) 役員報酬限度額(6)自賠責共済規定の変更(7)新役員の選任など、全議案を原案どおり承認した。

平成29年度の事業運営は、収入面では共済掛金が2千400万円の減収、支出面では対人事故が前年度より3件少ない死亡事故1件と減少したものの、対物・車両において事故件数は前年比で増加した。決算では、経常利益を1億6千917万7千円とし、昨年度に引き続き約1億を超える経常利益を確保することができた。

役員報酬については、常勤役員の限度額を2千400万円とした。また、自賠責共済規定の変更の必要が生じた場合には、全国トラック交通共済協同組合連合会と同様に変更認可の申請をすることとした。

役員改選に伴い、理事には前監事の武田秀行氏((有)三甲運送)、藤本米造氏(藤本運送(株))、監事には平戸伸和氏(平戸梱包運送(株))、常務理事には現理事の田中正敏氏(員外・事務局)が就任した。

来賓祝辞において、成久博康・神戸運輸監理部 兵庫陸運部長は「保険の自由化など損害保険業界を取り巻く環境変化の中、全国の中でも昭和46年8月からトラック運送業者が自らの手で設立されたパイオニアとして、共済関係の商品の開発や事故防止サービスの充実など、組合員のニーズに的確に対応した事業展開をされていることに心より敬意を表したい。平成29年度は対人事故件数で死亡・傷害とも平成28年度より減少しているのは、弛まぬ活動の成果だと思っている。引き続き期待している」と賛辞を贈った。