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組織改編と財政基盤の確立をー兵庫交安協定時評議員会 (1/2)
兵庫県交通安全協会(瀧川博司会長)の第7回定時評議員会が6月26日、楠公会館で開かれた。平成29年度事業計画、同決算、公益目的支出計画実施報告、理事の選任、監事・評議員の補充選任を行い、原案どおり承認した。また平成30年度事業計画、同予算、組織改編、ひょうごのけんみん自転車保険・運用状況等の諸報告も了承した。

開会挨拶で瀧川会長は「平成30年度は今年度の結果を踏まえた組織体制の見直し、財政基盤の確立をさらに推進していきたい」と話した。

来賓祝辞は角田正文(※1)・兵庫県警察本部交通部参事官兼交通企画課長が「各地区の交通安全協会、また同婦人部の皆さまには手作りの交通安全グッズなどを活用した啓発活動など、地域に根ざした活動をして頂いていることにお礼を申し上げたい」と日頃の活動を称えた。また、「交通ルールの遵守やマナーの向上などの広報啓発活動のほか、安全運転サポート車の普及計画、交通安全講習会など、ソフト面の対策も継続して行っていく」と取り締まり以外の各種施策も推進していくと述べ、7月15日から始まる夏の交通事故防止運動への協力を呼びかけた。

濱田純司・兵庫県企画県民部交通安全室長は県内の交通事故被害者のうち高齢者の割合が高いことに触れ、「県としても危機を感じている。県警と力を合わせて事故防止に努めていきたい」と述べた。成久博康・神戸運輸監理部兵庫陸運部長は「超高齢化社会に向けて社会全体で高齢者を支える準備をする必要がある。ソフト・ハード面の両面から総力を挙げて、事故削減に取り組みたい」と交通安全施策の展開には関係各所との連携が必要だと呼びかけた。

※1「角」は外字(真ん中の縦画が下へ突き出る)