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ウーバー、淡路島でタクシー配車の実証実験を開始 (2/2)
淡路県民局では2018年より「淡路島総合観光戦略」を策定し、世界から選ばれる魅力づくりや国内外から観光客を呼び込むプロモーションを戦略に盛り込み、インバウンドの受入体制の強化を図っている。ウーバーのスマートフォン向け配車アプリは、世界600 以上の都市において約 50 の言語で利用されており、海外で慣れ親しんだ配車アプリを活用することで、インバウンドの需要を取り込む考えだ。また、地元住民の島内二次交通にも活用する。

アプリは日常的に利用している言語での操作が可能で、配車の他、運賃の事前確認や降車時の支払いができる。乗り降りは原則として淡路島内だが、島外での降車は可能だ。淡路島内のタクシー事業者12社中、9社が参加し、専用のデザインが施された車両40台で実証実験を行う。タクシー事業者にはドライバー用のスマートフォンアプリを導入し、アプリ上で配車受付が行われる。期間は来年3月まで。

ウーバー配車アプリの国内導入事例としては、2016年に京丹後市で道路運送法第78条2号に基づく自家用有償旅客運送の「公共交通空白地有償運送」としてNPO法人が主体となった自家用車の配車サービス「ささえ合い交通」や、2014年に東京でスタートしたハイヤー配車サービスがある。