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「タクシー配車アプリ 需要喚起に期待」―近運局定例会見
近畿運輸局の定例記者会見が9月20日に行われた。ユニバーサルデザインタクシーとして国土交通省よりの認定を受けているトヨタの「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」の導入助成交付決定の遅れについて栗原弥生・自動車交通部長は「全国的に要望が多く、当初予定よりも遅れている。10月中旬に内定し、11月から交付決定に向けて手続きを進めている。UD車両の導入に制限がかかるのは本意ではない」と話し、補助金はスムーズに交付されるべきとの見解を示した。

海外の配車アプリを利用したタクシーについては、「需要喚起のための使用であれば、インバウンド対策として観光振興にもつなげて欲しい。白タク・ライドシェアについては極めて慎重な検討が必要という見解は変わっていない」とし、タクシー利用率の増加に期待を寄せた。

都市型ハイヤー事業者の増加に伴った運行開始済みの新規事業者に対する監査結果について藤本和往・自動車監査指導部長は「運行の実績を確認するため、時期がくれば順次、実施する」と述べた。