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販売店に新戦力入社‐兵庫トヨタグループには43人
走りながら考えないと間に合わない
兵庫県下の自動車販売店で入社式が4月1日を中心に行われ、初々しい新戦力が業界に入ってきた。今年は、少子化の影響や不況などで採用を例年より抑え気味にした販売店もあった。

 兵庫トヨタ自動車(瀧川高章社長)は4月1日、三宮本社で入社式を行い、営業8人(うち女性1人)、エンジニア22人(うち1級課程2人、女性0)、契約女性事務スタッフ11人の合計41人が入社。また、サンワテクノクラフトはエンジニア2人が入社し、総勢43人だった。

 一人ひとりと顔合わせした瀧川社長は「兵庫トヨタグループへの入社おめでとう。不安は上司とOJTが完全に解消してくれる。分からないことは何でも臆することなく聞いてほしい。それが将来、必ず役に立つ」「国内市場はここ数年、とりわけ昨年のリーマンショック以降、縮小傾向にあり、昨年度登録車は300万台と最盛期の50%も減り、これは皆さんが生まれる前の1970年代の数字。少子高齢化、若者の車離れ、自動車の品質向上などが相乗的に重なった。当社も約9千台と最盛期の半数以下となった。以前と同じやり方ではやっていけなくなり、新車、サービス、U‐CARなどで利益を出せる体質へ転換中で、この経営改善をGHT(頑張ろう兵庫トヨタ)と言い2004年から早や6年経ち今年がパート2の最終年度。着実に進んでいるが、100年に1度と言われる経済危機で成果を十分に発揮できずにおり、皆さんが大きな力になってくれると楽しみにしている。環境は大きく早く変化し、過去の成功体験が次の成功に結びつきにくい。今の皆さんは間違いなく最もお客様の感覚に近いので、不思議と思うことはどんどん言ってほしい。その視点、感覚を大切にしてCS向上に努めたい。変化は加速度的に早く、走りながら考えないと間に合わない。前例のない時代だけに、誰も正解を持っていない。失敗を恐れずチャレンジしてほしい。5月に新型プリウスが出るが、トヨタ全チャンネルで発売され、これも時代を表す顕著な例だ」「学生から社会人になると、ヒトの体に及ぼす影響は大きい。健康には留意し、明るく元気に目標へ向かってほしい」

 新入社員を代表して営業で唯一の女性新人である大川海生さんが力強く宣誓した。