自動車ニュース
年頭所感ー兵整振会長・兵整商理事長 橋本 一豊 (1/2)
年明けましておめでとうございます。平成31年の年頭にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

最近の我が国の自動車総保有台数は8,000万台と微増の状況ですが、これからも進む超高齢化社会に際し、交通事故防止に繋がる「サポカー」という愛称をつけた安全運転支援システムを装備した車両や軽自動車への移行が進んでおり、自動車保有構造の変化が続いています。このような状況にあって、クルマの進化に伴う新機構の習得や人口減少の影響から、若者労働者の人材確保や事業承継への対応が難しくなっている事などが要因となり、当会正会員数は発足後初めて一昨年、新規入会数を廃止数が上回り、その傾向は続いています。

直近の自動車分解整備業の実態調査結果(自動車整備白書)によると、総整備売上高も平成18年度をピークとした緩やかな減少傾向が続いています。このため、自動車整備業のビジョン2にも示されている整備技術力の強化、CS向上による入庫や売り上げの拡大、職場環境や待遇改善により若手労働者の人材を確保し、健全な経営の実践等を強力に推進することにより、厳しい経営環境や状況の変化に対応できる業界となることが求められています。