自動車ニュース
年頭所感ー一般財団法人 近畿陸運協会理事長 松川 隆男
明けましておめでとうございます。
平成31年の年頭にあたり謹んでご挨拶申し上げます。
旧年中は、当協会に対しまして何かとご指導ご鞭撻を賜り厚くお礼申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。

まずは、昨年は近畿地方においても6月に大阪市北部を中心とする震度6弱の地震が起こり大きな被害が出たことをはじめ、9月には今世紀最強とされる台風21号が甚大な被害をもたらし、ライフラインの復旧に時間を要するなど、近年経験のない自然災害の脅威に見舞われました。災害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。

昨年の日本経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって緩やかな回復が続いているとされていますが、相次ぐ自然災害の経済に与える影響も懸念されているところです。

私どもの事業の基幹であります平成30年の国内自動車新車販売は、一年通じて軽自動車は好調でしたが、登録自動車については年の前半が低調であり、後半には回復のきざしが見られたため、全体的には横ばいの状況となりました。
また、当協会における事業の根幹であります図柄入りナンバープレートは、ラグビーワールドカップ日本大会用、東京オリンピック・パラリンピック用合せて全国で90万件程度の申し込みがあり、そのうち近畿では12%位を占めています。最近申し込みが若干減少傾向になっていますので、再度広報等を十分行い、たくさんの国民にご利用いただけるよう進めてまいる所存であります。
私ども協会は、本年も「安全・安心・環境に優しい車社会の構築」の理念の下、公益性を堅持し、より一層社会的使命を果たすべく各種事業を行ってまいります。

例えば、公益事業として検査・登録窓口や相談・案内等のCS(顧客満足度)の強化、安全・安心な車社会構築へ向けたシンポジウム・セミナー等への取組み、運輸安全マネジメント支援対策、環境対策としての大阪支部構内の急速充電スタンドの設置延長等、諸事業を推進してまいります。

皆様方には昨年にも増してそれら事業へのご理解とご協力をお願いたします。
最後になりましたが、皆様方の事業のご繁栄とご健勝、ご多幸を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

※松川理事長の「隆」は「生」の上に「一」。