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新会長・理事長に西原氏( 兵庫三菱)を選任
兵整振、兵整商の総会、代議員会
兵庫県自動車整備振興会(橋本一豊会長)は6月18日、シ−サイドホテル舞子ビラ神戸で令和元年定時総会を、また同日兵庫県自動車整備商工組合(橋本一豊理事長)も第44期通常代議委員会を開催した。

兵整振総会で橋本会長は「令和元年5月に改正「道路運転車両法」が成立、保安基準対象装置に自動運行装置を追加し、分解整備の範囲を拡大ならびに、点検整備に必要な技術の提供を自動車メーカーに義務付けた。また深刻な自動車整備士の確保で、当協会は「自動車整備士職業紹介フェア」等を開催。自動車整備士の仕事のPRに努めてきました。令和元年の主な事業として「クルマの進化に伴う新技術の対応」及び「継続検査OSS等ICT化への対応促進」「人材確保は整備業のイメージ向上から」をキャッチフレーズに掲げる経営基盤を確立し、継続的な業界繁栄を目指し、事業の活性化、健全化の推進を基本とする諸事業を実施します。支部活動の活性化も連携を一層強固なものにします」と挨拶した。また兵整商代議員会でも橋本理事長は「組合員工場の経営基盤の向上」「先進自動車対応の機器の設置を」をスローガンに振興会と一体で事業展開する」と述べた。

兵整振、兵整商とも審議事項の前年度事業報告、同決算、新年度事業計画、同予算等を理事会提案どおり承認した。任期満了となった役員の改選で、26年間会長・21年間理事長を務めた橋本氏は今期をもって退任、新会長・理事長に西原興一郎氏(副会長・副理事長、兵庫三菱自動車販売(株))を選任、新副会長に長手繁氏(日産プリンス兵庫販売(株))を、その他の副会長、副理事長、専務、常務理事等3役は再任した。理事は一部で交代があって、大半は再任した。橋本前会長は理事顧問に就任した。

新会長に就任した西原氏は「(業界が)色々と様子が変わってくるなか、26年間務められた橋本前会長のご苦労とリーダーシップは大変だったと思い、ありがとうございました。私の方は後を継いだが、正直エライ時に継いだのが実感です。世の中が良くなるのに自動車業界はお金はかかるし、自動車はまるで応接室の動きのようで、かたや家具屋さんのような動きになるし、コストも上がる。仕事もなく、エライ時に引き受けたと思っている。個人的には、これだけ(会長等)は引き受けたらアカンと思っていたのに、こんなことになった。前世が悪かったのかなあ(笑)。しかし引き受けた以上は頑張っていく。少しでも(業界が)良くなるよう、そして全体が良くなるよう頑張る。それには皆様の協力なくしてできない。協力をお願いします」と決意を述べた。叙勲のお祝い、花束を受けて退任挨拶した橋本前会長は「西原さんにうまいこと後を継いでいただいた。よろしくご協力を」とエールを送った。

来賓の祝辞で八木一夫・近畿運輸局長は「深刻な人手不足に、外国人の受け入れで整備業がいち早く手を挙げ、取り組まれることに敬意を表し、支えたい。自動車は無くてはならない国民の足。重要な産業でそれを支える整備の仕事は大変重要。点検整備等、皆様が力を合わせて邁進されるよう私どもも支えて参りたい」と述べた。