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整備士業界を高校生にPR 未来の 整備士に向けて (1/2)
自動車整備士職業紹介フェアin神戸2019
兵庫県自動車整備人材確保・育成連絡会(参加団体=兵庫陸運部、兵庫県自動車整備振興会など)は、7月27日神戸運輸監理部兵庫陸運部構内(神戸市東灘区)で「自動車整備士職業紹介フェアin 神戸2019」を開催した。今年で5回目の開催で、定員50 名に対し66名の兵庫県下の高校生が参加した。

午前9時30分から兵庫県自動車整備会館で開会式が行なわれた。松崎義廣・兵庫陸運部長は「本日皆さんには自動車整備という職業を体験していただくために来ていただきました。自動車整備士は国家資格で、最近はカードクターという呼び方をしております。特殊な知識や技術を持って、検査機器やさまざまな工具、機械を使って自動車を診断する技術者です。その活躍の場は今、自動車の整備工場、ディーラー含め、全国に約9万9千工場あります。コンビニが現在全部で約5万件となっており、比較するとそれだけ活躍の場がたくさんあります。最近、自動車の交通事故は年々減少傾向ですが、連日報道では痛ましい事故が減りません。これらの事故を減らすために、いま自動車には衝突被害軽減ブレーキやアクセルの踏み間違い防止装置など最先端の安全技術を搭載している車が普及しております。しかし、センサーに不具合などがあると、結果、大事故につながります。その際に活躍するのが、カードクター。整備士の技術を使って事故防止、社会に貢献しております。そんな職業です。今日は皆さんが生まれる前から動いていた車、最新の技術を取り入れた車。また普段から業務している自動車の車検業務もデモンストレーションを行うので見て頂きたい。将来、職業の選択をするにあたって、自動車に関連するような業務、自動車整備士なども選択肢として、考えてもらえれば」と挨拶した。