自動車ニュース
秋の交通安全運動 キャンペーンについて 兵陸部長 松崎義廣
平素は国土交通行政、とりわけ自動車交通行政に格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 
平成30年中に全国で発生した交通事故件数は約43万件で14年連続して減少しています。また、交通事故の死者数は、3,532人で昭和23年の統計を取って以来最小となりました。しかし、依然として道路において子供が危険にさらされていること、また、高齢者の交通事故死者数が全体の交通事故死者数の半数以上を占めているなど、その減少が強く求
められています。

近年は安全運転サポートカーの普及も相当程度進みましたが、依然として交通事故の原因は運転者の前方不注視や運転操作ミスが多くを占めているのが現状です。そのような中、令和元年秋の全国交通安全運動は令和元年9月21日(土)から30日(月)までの10日間、全国一斉に実施されます。

我々兵庫陸運部としましては運動期間中、近畿運輸局と協調し、全国重点である「子供と高齢者の安全な通行の確保」、「高齢運転者の交通事故防」、「夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止」、「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」、「飲酒運転の根絶」について指導・啓発に取り組んでまいります。

また、より高度な安全性が求められる事業用自動車については、安全運行の確保のため、「安全・安心な貸切りバスの運行を実現するための総合的な対策」の着実な実施を指導し、自動車運送事業者に対する「運輸安全マネジメント」の実施により、組織が一体となり輸送の安全性の向上に努める意識の高揚を図り、「事業用自動車総合安全プラン2020」を踏まえ、世界一安全安心な輸送サービスの実現を目指し、事業用自動車の安全運行の徹底を図ってまいります。

 併せて、自動車運送事業者、自動車整備事業者への立入監査や査察・添乗調査を実施するなど、本運動が効果的に実施されるよう努めます。

 最後に、皆様におかれましては本運動期間中最終日、9月30日(月)が「交通事故死ゼロを目指す日」であることを念頭におかれまして、本運動に対し積極的に取組まれ、事故防止に努められるよう御願い致します。