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燃料共同購入へ向け前進も保証金の運用が課題に (1/2)
兵庫県貨物運送協同組合連合会 通常総会

 兵庫県貨物運送協同組合連合会(松原丈夫会長)は5月27日、クラウンプラザで通常総会を開き平成20年度収支決算報告、平成21年度事業計画及び収支予算案などについて審議のうえ承認した。

 ETCコーポレートカード事業ではETC別納制度利用金額が882万円(前年比86・5%)となり、燃料取扱数量は2万9千11リットル(前年比95・1%)となった。20年度の決算は事業収入が3千191万円となり税引前経常利益は400万円となった。21年度予算案では政界的な不況を鑑み前年比約75%の枠内で設定した。事業収入を2千409万円と見込み経常利益を40万円とした。
 これについて、松原会長は「収入の増加を図り、増加すれば補正予算で対応したい」と理解を求めた。

 また、事務局は新たに燃料共同購入規約を上程した。しかし第8条の「保証金の納入と払い戻し」について、「(平均月額の2カ月分の)保証金は全社から取るのか、新たに加入するところだけなのか」との問いに事務局は「本来ならば全社に払って頂きたいが、こういうご時世でもあるので、特別積立金などで今まで入っている組合については何かあった時はこちらから補填する。新しく加入するところからお願いしたい」と説明した。しかし、「公平に、全体でやるべきだ。古い所が潰れないという保証はない。保証金が高額になる場合は分割で対応するなどしてはどうか」との声もあり、松原会長は「公平の原則はそうだが、積み上げてきた組合員の実績というものはやはり考慮しなければならない。運用については今後、理事会で図っていきたい」と理解を求め条件付きで承認した。

 冒頭、松原会長は「組合員が減少しています。45組合員ということになりました。協同組合の運営が厳しい。今の時期に新加入というのは慎重に取り扱いたい。長年の経験を活かして乗り切っていただきたい。ピンチの後にはチャンスがくると言います」とあいさつした。