―導入のきっかけは?
まずお客様からデリバリーのオーダーが入った際、もっと効率的なシステムがあれば良いのではないかと思いました。そのために配車担当の仕事をスムーズにする必要がある、そう考えたのです。
―井上先生との出会いは?
アクセスで請求書の発行や管理を行うため検討していた時、東神戸支部と関係があった井上先生に相談にいったのがきっかけです。
我々物流会社は輸送というサービスを売っています。より効率的な輸送にするにはどうしたら良いのか。長年考えていました。
そこで井上先生と協力して物流会社のノウハウとパソコンのプログラミングを組み合わせ暗中模索しながら、完成させました。
その中でもっと現代に合った手法があるのではないかと思い至ったのです。
―現代に合った、とは?
タイムリーな情報伝達による効率的な配車業務を行うには、WEBの導入が不可欠だと考えました。
旅館の空室予約システムのように、ネット上で配送状況を確認できるようにしたい。そのことを井上先生に相談すると、今までそうじゃなかったのですか?と驚かれました。
荷主さんが望むのは早く安くそして安全な輸送サービスです。ですが今の物流は配車係に負担が大きく、仕事へのモチベーションは低下し、結果的に質の悪いサービスを荷主さんに提供してしまっています。つまり配車係が仕事をしやすい環境にすることが業績向上につながるのではないでしょうか。
今だから、従来の手法ではなく前に進まなければいけないと思うのです。
―導入してから何が変わりましたか?
すべて紙の配車帳を捨てました。更に荷主さんからのオーダーがすぐに流れるように、WEB上で管理し、配車帳の内容をパソコンで閲覧できるようにしました。それにより配車係が随時確認できるようになったので、無駄が省け、仕事の量が減ったことです。
―今後はどう展開されていくのですか?
今後は運賃と経費について研究し、利益が出るか、赤字が出るかの境界線を見極めていきたいです。
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