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大阪のEVタクシー本格始動・府が100万円を補助
 大阪府は6月23日、電気自動車タクシーの導入事業費補助の対象事業者を発表した。EVタクシーの導入を図るタクシー事業者を対象に、EV車1台につき上限100万円(50台)を補助する。

 補助を受け、EV車の購入に踏み切ったのは(社)大阪タクシー協会加盟の31事業者(49台)と個人タクシー1事業者(1台)。
 
 今後、EVタクシーのラッピングデザインを同日から7月12日まで募集し、8月下旬にデザインを決定し来年の1月以降に納車し、合わせてセレモニーも実施することを検討している。
 
 今回、大阪府で導入されるEV車は全て昨年の大阪モーターショーにも出展され、来場者が注目していた日産のリーフとなる。

 この件について日産の青山雅子さん(グローバルコミュニケーション・CSR本部国内企業広報部)は「日産リーフは、本年12月の販売開始に向けて、既にEVタクシーも含めて2010年度の販売目標台数の6000台を超える予約を頂いている。50台の導入を目指す大阪府のEVタクシープロジェクトも、神奈川県のEVタクシープロジェクト(100台)に次ぐ大きなEV)タクシープロジェクト」とコメント。

 そのうえで「これらのプロジェクトに日産リーフの採用が想定されている理由は、同車の圧倒的な環境性能、お求めやすい価格、先進ITシステムなどと同時にこの他、乗車定員が5名で、後席に大人3名がゆったりお乗りになれることや、荷物を置く際に十分なトランクスペースを有するなど、一般のお客様から高く評価を受けている点がタクシーの用途としても高く評価されていることなどがあると考えている。 今後も大阪府や神奈川県、また全国のタクシー事業者の方々とは必要な情報交換を行っていきたいと考えていきたい」と今後の期待も話している。