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天然ガス車でこどもたちを守る―金田運輸見学会開く
  学校給食の配達を行っている金田運輸株式会社(野村健二・代表取締役)は7月28日、西宮市内の小中学校の教員を対象に、「食育と環境教育」をテーマとした環境教育研修(西宮市教育委員会研修グループ主催、こども環境活動支援協会企画運営)を社屋で実施した。


  同社は昭和30年から西宮市内の学校給食事業を開始。尼崎公害訴訟をきっかけに天然ガス車を導入した。以来、平成17年に兵庫県あおぞら大賞や平成21年に国土交通省環境保全大賞を受賞している。現在、西宮市内の全小中学校に学校給食の材料を一括配送しており、天然ガストラック20台、ハイブリットトラック5台を保有。


“エコ”やこどもたちの環境作りに親身に取組む姿勢に社会的関心が高まっており、今年に入ってJICA中南米や中国・アメリカの教育関係の視察団が訪れた。吉村武久取締役部長は「天然ガス車を導入した時期や受賞により事業が後押しされました」と注目されるようになったきっかけを話した。


また、今後の事業展開について野村めぐみ専務取締役は「学校給食に使用する倉庫の電力を太陽光発電で賄いたい」と希望に胸を膨らませながら説明し、参加者に西宮市内のこどもたちの環境を守りたいという思いを伝えた。


  集まった市内の教員らは「毎日食べる給食に対する考え方が変わった」「こどもたちにも伝えたい」など、金田運輸の取組みに驚きの声をあげていた。

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