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女性が生み出す“気遣いの心”―ドラコン女性部門優勝者笹川さん
  ドラコン筆記対策を万全に行った日本通運や佐川急便からの出場者と互角に戦うことは至難の業、と多くの中小企業経営者がこぼす中、初参加にして前年度優勝者を下したコンテナードライバーの笹川由美子さん。特にドラコン兵庫大会に向けて、準備を行わなかったと話した。しかし、彼女を優勝に導いたのは“男の人と同等でありたい”という負けん気の強さ、さらには両親の反対を押し切り、OL、2トントラックを経て、コンテナードライバーになる夢を叶えた精神的強さと日々の努力だ。


  共に働く男性ドライバーらは、男性の職場であったヤードが女性が増えることによって、彼女らを少し手伝ってあげようなどの“気遣いの心”が生まれ、職場が明るくなったと話した。
 

   笹川さんがいつも心掛けていることは、絶対にコンテナをこかさないこと。しかし社会問題として取り上げられているのにも関わらず、一向に減らない“片荷”が安全運転への障害になっていると話した。片荷が酷い場合は、税関でコンテナを開けて積み直すこともあるのだという。