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京の都のタクシーマナー改善目指す―有識者会議発足
 第1回京都市タクシー駐停車マナー向上マネジメント会議(議長=藤井聡京大大学院工学研究科教授)が8月9日、開催された。京の都で兼ねてから大きな問題とされてきた四条通など繁華街でのタクシーの駐停車の問題を有識者などが一堂に会し、問題の解決を目指すもの。

 現況報告によると客待ちのタクシーは2666台。四条河原町交差点や四条寺町〜河原町(北側)での客待ちが常態化しており、その結果、本来は2〜3分で通過できるところが10分以上かかるという渋滞の時間的損失(渋滞損失年間11.1億円)が発生しているという。

 また、タクシーの駐停車マナーの低下が負のスパイラルを引き起こし、ドライバーのみならず、交通渋滞や営業停止など全員が損をする結果を引き起こすこと(共有地の悲劇=得をしようと自己中心的に行動した結果、皆が損をする)が大きな問題であるとし、解決には、皆が知恵を絞り出して行動することにかかっていると問題提起した。