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新自由主義からの脱却−民主党タク議連が勉強会・道運送改正を (2/2)
 この中で坂本氏はタクシー特措法に触れながら、「この法律ができたことで、小泉・竹中の新自由主義路線を持ち上げてきたマスコミの論調や世間の見方も変わってきた」と述べ、「新規参入事業者の中には略奪的運賃で客を横取りする事業者もいる。多くの問題を解決するためにも道運法の改正が大切だと協力を求めた。

 司会を務めた谷博之参院議員はWTを通じてより多くの議員にタクシーの現状や政策を理解してもらうとともに、連携を深めることが目的と言及。また、行き過ぎた規制緩和を見直し、新たな立法化を目指していくと参加者に主旨を説明した。

 具体的には1.適正車両数の実現へ、免許制による需給調整の実施、免許許可制の導入2.適正運賃の実現、公正競争を確保するため公定価格制の導入3.需給と運賃に関する地域別の諮問機関の設立4.運転者登録制度の質的充実と全国展開を柱に据え道運法改正を目指していく方針。