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環境との共生―3事業者が局長表彰を受賞(本記)
 国土交通省近畿運輸局は8月20日、環境に対する取り組みで顕著な成果を修めた事業者などを表彰する局長表彰を開催した(正式名称=交通関係環境保全優良事業者等局長表彰)。本表彰は今年で4回目。

 今年の受賞者は阪急電鉄(株)、彌榮自動車(株)、名門大洋フェリーの3事業者。合わせて、山田修大阪産業大学工学部教授が「次世代ビークルとは・・・その開発と挑戦」をテーマに講演を行った。

 阪急電鉄は日本初の「カーボンニュートラル・ステーション(摂津市駅)」を設置し、地元自治体と連携を進め環境対策を進めたことが評価された。

 京都の彌榮(ヤサカ)自動車は全国に先駆けて、次世代自動車(PHV)を観光タクシーとして導入。ホテルや世界文化遺産の上賀茂神社などの寺社とも連携をはかりながら、利用者がカーボンオフセット(ホテル料金を介して)にも関わりを持てる仕組みを作ったことと内容が受賞の理由に挙げられた。

 大阪南港から北九州の新門司港航路でフェリー事業を展開している名門大洋フェリーは日本初の陸電システムや太陽発電システムの導入、グリーン物流パートナー・シップ会議への事業提案などが先進的であると評価された。

 【編注】別途、受賞者別の記事を配信。名門大洋フェリーは〔物流〕で配信