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3事業者が局長表彰を受賞―京都・彌榮(ヤサカ)自動車
 国土交通省近畿運輸局は8月20日、環境に対する取り組みで顕著な成果を修めた事業者などを表彰する局長表彰を開催した(正式名称=交通関係環境保全優良事業者等局長表彰)。本表彰は今年で4回目。

 局長表彰を受賞した彌榮(ヤサカ)自動車(京都市下京区)は全国に先駆け観光タクシーとしてプラグインハイブリッド(PHV)自動車5台を導入し、運行を開始している。

 同社は平成21年12月25日にPHVを登録。翌年1月20日から観光タクシーとしての運行を開始した。すべての担当乗務員が観光有資格を取得している。

 また、京都府内で充電コンセントが初めて設置された世界文化遺産の上賀茂神社とホテルグランヴィア京都の連携により、低炭素・次世代型観光モデル「上賀茂神社早朝参拝プラン」を平成22年4月1日からスタートした。

 この他、平成19年6月にフォーマル・クールビーズ制服を導入した。導入した理由は夏の暑い最中、乗務員が上着着用、利用者が薄着でバランスが取れていないという声が社内から出てきたことなどによる。ペットボトル素材を活用した制服で国賓にも対応できるよう肩章付きパスポートシャツとした。


 <彌榮(ヤサカ)自動車株式会社>設立1945(昭和20)年9月、創業1917(大正6)年。資本金5400万円、認可台数613台、従業員数1200名。1948(昭和23)年10月に小型電気自動車(48年デンカ号)を導入し、京都市内でタクシーとして運行したことがあり、PHVの導入は約60年ぶり。