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ITSの普及を検討―民主党ITS議員連盟
 民主党はITS(高度交通システム)の標準化などの諸問題を検討する民主党ITS議員連盟を3月31日に設立し、総会を開催。9月までに3回の研究会を実施するなど活発な活動を行っている。
 ※ITSはITを利用し、交通の輸送効率や快適性の向上に寄与する一連のシステムのこと。国内ではETCやカーナビゲーションシステムに運用されている。この他、路線バスのリアルタイムの運行状況の配信、カーシェアリングにおける自動車の予約にも利用されるなど、多岐にわたる。

 同議連は同党の高木義明衆院議員(長崎1区)が会長、大畠章宏衆院議員(茨城5区)が副会長、大西健介衆院議員(愛知13区)が事務局長を務め、ITSへの認識を深めることを目的とし、41名が入会している(4月14日現在)。

 3月に実施された総会の中で、参加者の中から「ITSの標準化の状況や各省庁間との連携は?」、「運転免許証が無いなどの交通弱者対策や日本のITSの世界での位置は?」という質問などが出るなど、初回から活発な意見の交換が行われ、今後の動向が注目されている。

 同議連は総会後、4月20日に関係省庁から聞き取りと質疑、4月22日には関係団体からの説明と質疑。5月19日には東京・台場で体験試乗会(議員8名が参加)などを行うなど、研究会を開催している。