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ロシア―プーチン首相が自動車の関税引き上げ言及  
 ロシアのプーチン首相は8月、国営テレビを通じて、自動車の輸入関税の再引き上げを検討する考えを明らかにした。数年以内に関税を引き上げ、初めに中古車を対象にし、順次、新車にも拡大していく方針。今後、日本車メーカーはロシアへの戦略変更を迫られる可能性もある。

 ロシアは2009年に時限措置として、新車に対する関税を平均25%から30%に引き上げ、中古車に対しては平均8割程度の税率を課しており、日本国内からロシアへの輸出は大幅に減少した。

 この問題に対して、北海道商業経済交流課ロシアグループの担当官は「確かにロシアの関税引き上げは気になる問題だが、道としては、食品や寒冷地仕様の建築資材の輸出にも力をいれている。国と国の問題なので、静観し、様子を見ている状態」と話している。


 (参考)日本の主要輸出品目(2007年)
 乗用車(68.2%)、バス・トラック(6.5%)、建設・鉱山用機械(9.3%)(日本側通関統計・2006年)

 【さしかえあり】