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備え万全―防災訓練初参加の兵整振加古川支部
 加古川市は9月5日、防災訓練と市民保護訓練を加古川左岸河川敷(加古川町中津・加古川バイパス北側)で実施し、兵庫県自動車整備振興会加古川支部が訓練に初参加した。今回は山崎断層帯を震源としたマグニチュード7.4の地震が発生したと仮定。加古川市で震度6弱を記録し、ビルや家屋の座屈等で要救助者が発生したという想定の元で行われた。
  
 参加団体は、兵整振加古川支部と町内会・自主防災組織。国土交通省姫路河川国道事務所、陸上自衛隊第3特科隊、加古川警察署。兵庫県消防防災航空隊、兵庫県立加古川病院DMAT、関西電力(株)、大阪ガス(株)、西日本電信電話(株)、(社)加古川市加古郡医師会、兵庫大学、加古川市消防団、加古川市消防本部、加古川市水道局、加古川市から約450名が参加した。
 
 自衛隊は倒壊家屋から要救助者を救出し、トリアージポストに搬送するとともに、乾パンと飲料水を救援物資として参加者・見学者に配布。消防本部は臨時救急事故車両に閉じ込められた要救助者を救助した。

 通行の妨げになっている事故車両を撤去するために兵整振加古川支部から10名が専用車両で出動し、車両の撤去作業を実演。ビルの座屈現場では、消防本部の救助隊・消防隊・救急隊が出動し、重傷者1名を兵庫県消防防災航空隊が屋上よりヘリコプターで救出するなど、大規模な訓練となった。地元のケーブルテレビ「BANBANテレビ」も取材に訪れた。