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客観的証拠の記録を−トラブル研修会・兵庫県レンタカー協会 (1/2)
 兵庫県レンタカー協会(鳥井幸祐会長)は兵庫県警察本部組織犯罪対策局暴力団対策課の四間久雄警部補と久米知之弁護士(神戸H.I.T法律事務所を講師に招きトラブル研修会を開いた。四間警部補は「最初のクレームは電話から。相手は怒りに任せ、電話をしてくる。相手の精神状況を知り、クールダウンをはかる意識を持って対応することが重要」とロールプレイングの前にアドバイス。参加者は不当要求への対処方法を実践で学んだ。
 
 故障により旅行が台無しになったというクレームを付けられ、代金を要求されたというロールプレイングなどを実施した。講評の中で久米弁護士は「誠意を見せろ」と念書を要求された時には、事実と異なることは言わずにレンタカーの貸渡約款に従って対処するとともに同時に客観的な記録を記すことも大切と助言し、名刺の裏に一筆と言われた場合、何も書かないことが大切だとアドバイスした。
 
 また、不当要求にやって来る相手と面会する場合は録音テープを撮る(個人情報の侵害にならない)ことも対処方法だと付け加えた。