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マナーアップ会議開く 10月2日三宮、新神戸でキャンぺーン
 神戸市と法・個タクシー団体、観光業者などで構成する「タクシーマナー向上推進会議」(第13回)が10日、神戸市役所1号館会議室で開かれ、各団体のこれまでの取組み報告を了承するとともに、今後の取組みとして10月2日(土)午前中にJR三宮駅、新神戸駅両タクシー乗り場でタクシーマナー向上キャンペーンを実施する。同推進会議メンバーとスマイル神戸らがティッシュやマナーに関する事例等々を配布予定。

 また神戸観光ウィーク(10月3日〜同11日)の期間中に、タクシー乗車モニター調査をする。新神戸、三宮、その他で150サンプルを実施予定。
 神戸市長への手紙には▽ハーバーランドプロメナ神戸前でタクシーの客待ちでともに交差点と横断歩道内で通行しにくい状況。▽中央市民病院駅周辺で、立小便やごみのポイ捨てをして、歩道に乗り上げたりし放題。モラルが低い。


 また観光案内所への意見では▽北野観光案内所まで行ったが運転手が非常に無愛想だった(外国人から苦情)▽タクシー3台で分乗して震災メモリアルパークに行ってもらったが3台とも行き先を知らなかった。などがあった。
 昨年実施の乗車モニターは年々平均点がダウンしている(9.4→8.8→8.4)との報告も神戸市側からあった。

 これに対し兵庫県タクシー協会は、プロメナ神戸前や震災メモリアルパークについては対処した他、去る8月5日のタクシーの日に実施のアンケートハガキ調査では、乗務員の接客態度は普通58.6%、良い37%と昨年よりアップと報告した。タクシー運賃も安いは21件6%、普通239件69.7%、高い83件24.2%とあった。

 今回の会議で兵タ協の松本奈良雄会長、吉川紀興・兵タ協タクシーサービスセンター長は減車など事業再構築や、優良タクシー乗り場の検討にも前向き発言した。さらに接客コンテストの関係などもふれた。個人タクシーの因幡克幸・神戸個人タク協組常任理事と岸本健二・全兵庫個人タク理事長らは三ツ星のマスターズ制度の充実や街頭指導活動の取組みなど報告した。