自動車ニュース
京阪タクシーの株式を譲渡―京阪電気鉄道
 京阪電気鉄道は10月1日、連結子会社の京阪タクシー、宇治京阪タクシー、大阪京阪タクシー、汽船タクシーの全株式を第一交通産業株式会社に譲渡することを発表した。京阪グループのタクシー事業に関連する子会社の滋賀京阪タクシー、敦賀京阪タクシー、トラベル京阪の3社も、京阪タクシーの完全子会社のため、株式譲渡に伴い第一交通産業株式会社の子会社となる。
 
 第一交通産業は九州を中心に全国33都道府県で事業を展開しているタクシー事業者(本社=北九州市)で、京阪タクシーなど7社656台を譲受した。
 
 京阪グループのタクシー事業の売上高は21年度が約46億円、最終損益は2200万円の赤字で3年連続の赤字が続いていた。京阪電鉄は今回の株式譲渡による決算(単体・連結)への影響は軽微であると発表している。

(第一交通産業)設立1960年6月、資本金20億2755万円。従業員数13500名。タクシー事業のほか、不動産・ファイナンス、介護、自動車販売、通信販売などの関連会社を経営している。