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最低車両台数・適正運賃収受WG初会合―国交省 (2/2)
 会合の中で、有識者から「自由化の流れに逆行する。データーに基づいて客観的に示すことが求められる」、事業者団体からは「コンサルやブローカが中抜きをしているのではないか。実態を調査する必要がある」という声などが上がった。

 今後、WGの中で、不適正事業者の取締りへ向け、5両割れの事業者に対する許可基準の適応などの厳格化など、社会保険未加入の問題なども含めて、運行管理者の設置義務付けを検討する。

 規制緩和後に最低車両台数が引き下げられ、緩和後に新規参入が容易になり、事業者が増加した結果、過当競争と運賃水準の低下が発生しているという状況が続いている中で運賃制度が見直されるかが今後の焦点となりそうだ。