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25周年記念事業 上海の物流事情視察旅行―兵ト協西宮青年部会
  今年で25周年を迎える兵庫県トラック協会西宮支部青年部会(龍山安雄部会長)は記念事業として、9月10日から2泊3日の上海物流事情見学研修旅行を行った。

  ユニクロの検品などを行っている上海市内の上海東菱国際貨物運輸有限公司の物流施設を視察し、活発な情報交換を行った。また日本の実情にも詳しく日本企業の上海進出を法律・税務の面からサポートするThinkSmartの林平代表からヒアリングを行った。さらには上海市交通局、運輸協会などの代表者4名と晩餐会を開き、交流を深めた。


  同研修旅行は様々な面で工夫されており、中国語が堪能な上海物流視察実行委員の加賀澤一氏が上海市内の社会階層を実体験できるように綿密に計画。一日目の上海到着後には、観光客がめったに足を踏み入れない飲食店街でまちの食品衛生の問題点を考えるきっかけを作るなど、3日間有意義な現地視察となった。



【ひとこと】
 
 今年は上海万博が開かれ、多くの団体が研修旅行に上海を訪れた。しかし、上海万博の見学とリニアモーターカー乗車が研修旅行の目的となっていたと思われる。
 探究心を失い殻にこもっていては現状を打開できない。直接経営と関係がなくとも自分たちを飲み込む海外の実情を直視するべきだ。研修旅行が将来を占う„視察“であってほしい。