自動車ニュース
タクシーが補完と危機感 全国福祉輸送サービス協会近畿支局兵庫
 全国福祉輸送サービス協会近畿支局兵庫支部(松下仁伺支部長)は6月19日、生田神社会館で通常総会を開き、新年度予算など承認したほか、福祉タクシー共同配車センター設立に向けて課題など話し合った。当日は今年2月にスタートした京都市福祉タクシー共同配車センターについて兼元秀和・全福協近畿支局京都支部長から設立までの経緯と現状について講演があった。

 松下支部長は「福祉有償運送法の1部改正で乗り合いや運賃も値上げでき、タクシーの補完だったはずが、タクシーが限定の補完になってしまう」と危機感を表明した。

 兼元氏は「6月は69件の予約で100件は超えそうだ」と現状説明。「京都市は最初は後ろ向きだった。今は協力的」と日常的に親密な関係を構築していくことが大事とした。

 来賓は葛西利延兵庫県議、安達和彦神戸市議、勝田年和兵庫陸運部長が祝辞を述べた。
 席上松下支部長から松本奈良雄相談役に近畿支局、同支部から旭日双光章の祝金が贈られた。木村淳三兵陸部首席運輸企画専門官の乾杯発声で懇親会開始となった。