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不正車検―大阪・八尾の整備会社指定取り消し
 不正車検(ペーパ車検など)をしたとして、国土交通省近畿運輸局は10月19日、大阪府八尾市の自動車整備会社「栄宏自動車」を道路運送車両法に基づき、指定自動車整備事業などの指定を取り消す行政処分を実施したと発表した。今後、同局は大阪府警から提供された情報を基に08年以降に同社がペーパー車検を行った疑いのある701台の所有者(大阪府483台、兵庫県55台、奈良県72台、滋賀県8台、和歌山県8台)にダイレクトメールを送り、注意を促す。小型・普通自動車については、自動車検査独立行政法人、軽自動車は軽自動車検査協会の各検査場で無料で適合性など確認する旨を通知する。同局は同社に対して、8月25日に特別監査を実施していた。

 大阪府警は6月末に同社社長の男らを不正車検の見返りに現金を受け取ったとして加重収賄容疑で逮捕している(係争中)。