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三洋電機「加西グリーンエナジーパーク」―世界に誇る省エネ技術
 三洋電機株式会社は10月22日に加西事業所(兵庫県加西市)で建設を進めていた「加西グリーンエナジーパーク」をグランドオープンさせた。
加西グリーンエナジーパークは敷地面積は約18万8千平方メートルで、年間2480トンのCO2排出量を削減を目標に掲げており、屋上に同社製のHIT太陽電池(1メガワットの太陽光パネル)を1千キロワット分設置し、リチウムイオン蓄電池で放蓄電できるシステムも導入した。

 同事業場は三洋電機のエネルギー事業の戦略拠点として整備され、太陽光発電や省エネ機器の制御、蓄電など最先端の技術をそろえた実験場としての機能の他、顧客に対しての省エネシステムを提案するオープン展示場としての役割も担っている。

 今年の7月には加西事業所内にハイブリッド自動車(HV)用リチウムイオン電池を生産する新工場も完成しており、月産100万個体制で今年度中に稼働する。
 
 三洋電機の佐野精一郎社長は「加西は緑の山々に囲まれ、自然環境に囲まれた所で、夜になると晴天の時は空一面に星が輝く。この地で今年の7月にはHV用リチウムイオン電池を生産する新工場が誕生しており、2015年には車載用で1千万セルの生産体制を構築する」と18日の記者会見の中で語った。