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顧客管理の徹底を目標に―兵庫スバル全社員大会 (2/2)
  同社の平成22年度上期の売り上げは66億8千8百万円と前年同比を
5.8%上回った。
  
  富士重工株式会社スバル国内営業本部営業第二部部長代理は来賓あいさつで、上期のスバル自動車の販売実績が好調であったことを伝え、その成果は政府が行ったエコカー減税によるものではなく、開発側と販売側の試行錯誤の結果であったと称えた。


 また、エコカー補助金終了後の対応について10から12月にかけて顧客情報の整理を徹底し、スタッフ全員が全ての顧客を把握できる体制作りを整えることを目標に掲げた。また「不当な値引きを迫るお客さまなどがいらっしゃった。これからは本来の商談ができるようになるとの現場の声も聞き、これからの商戦に期待したい」と話した。
 

  杉本芳明代表取締役社長は平成22年下期経営方針の発表を行った。上期実績をもとに収益バランスを検証し、JAFや保険入会手数料の1億7千2百万円(前年同比107・5%)が営業利益と同額であることを念頭に置くように伝えた。また、利益構成では整備で粗利が構成比の4割を占めているため、初回入
庫率を上げることを徹底するように呼びかけた。
  さらに台数、収益両面で優れているレガシーを軸に安定した経営を行っていく方針なども伝えた。自動ブレーキによって車両を停止させる制御などの最新技術を加えた「新型EyeSight(アイサイト)」の安全性の評判が高くNHKなどのニュースで取り上げられたことにも言及し、排気量から安全性にポイントが変わった証拠で、これを搭載したレガシーを販売展開していくことがポイントとなると話した。