自動車ニュース
「夢ある業界作り」をめざして―ジェイカス加賀澤一氏 (2/2)
  „夢ある業界作り“がキーワードです。日本のトラック輸送は世界最高クラスです。しかし社会的地位は非常に低いことが問題点です。ですから従業員をただ単にドライバーとするのではなく、営業マンさらには荷主のコンサルタントまで行えるような地位まで向上させる構想を練っています。
 
  また、人口がこれから減少し、また日本国外での生産が増え日本のマーケットは縮小の一途をたどると予想されています。そうなると国内の輸送量はそれに比例し減少します。このまま内向きな日本経済が続くといずれは中国やアジアの諸外国に日本が飲み込まれてしまうことは目に見えています。日本とアジアの国々を分け隔てて考えていてはいけないと考えました。
 たとえば、海外進出が1事業者では難しい中小零細経営者が少しずつ資金を出し合って、会社を立ち上げ海外進出の夢を実現させるなんていうことは出来ないかなと思うんです。今回の視察旅行はこのような構想のためのモデルにもなればと思い、企画しました。