自動車ニュース
仕分け人に聞く―岡田康裕衆院議員
 行政刷新会議の第3弾事業仕分けで自動車安全特別会計の問題などを洗い出した仕分け人の一人、岡田康裕衆院議員に話を聞いた。
 
 自動車検査独立行政法人と軽自動車業界の一体化は必要だと感じますか。
 ―2つに分けている理由が分からない。例えば、独法は高額の役員報酬を受け取る天下り官僚と関連法人との不透明な随意契約など問題が多い。
 
 ユーザー車検についてどう思われていますか。
 ―自動車ユーザーが払っている検査・登録料で独法の維持をしているという状況だが、ユーザー車検という仕組みが本当に必要と思うか今一度、問いかけてみたい。
 
 事業仕分けの中で特別会計の観点から問題を感じたことは。
 ―平成13年の自賠責再保険事業の積立金の問題が悩ましい。実際には自動車安全特会を被害者対策に使うと言いながら独法の人件費にまで使っているという実態がある。被害者対策は厚生労働省で扱うべきだ。