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ディーラ実施率50%以上 加古川12カ月点検 (2/2)
 自動車点検整備推進協議会の調査結果で12カ月点検の実施状況は「必ず実施する」は約5割、「全く実施していない」は約2割と公表していた数値に違和感を覚えた経営委員会は、この数値はユーザーサイドから見た点検率であり、整備サイドから見た点検率と差があると睨み、支部会員192社対象にアンケートの実施に踏み切った。
 
 ディーラー28社、モータース51社、合計79社の集積結果をグラフを用いて分析した。その結果、モータースの12カ月点検実施率は、実施率50%以上のディーラーに比べると、10%以下という厳しい結果が浮き彫りとなった。その原因としてモータースはおしつけがましく思われるから電話でのフォローを実施しない。またDMも割に合わないと消極的な姿勢が目立った。一方でディーラーはフロントマンと営業を常備し電話フォローを実施。また新車販売
時に車検までの点検パックを付け高い実施率を保っていることも分かった。
 
 織邊幸弘経営委員長は「加古川支部は2号線沿を中心に自動車整備・販売を問わず商売の激戦地区。お客様もお金がかかることはできるだけしない。モータース会員の気質について商売気なく、頑固おやじが多いのか
もしれない」と話していた。
 
 今後の活動について講師などを呼び、積極的な取り組みを行っていく考えだ。