自動車ニュース
改造EV車ビジネスモデルを模索―ユアサM&B松本起久央部長
 改造電気自動車ビジネスに積極的に取り組んでいるユアサM&Bは、大阪府の大阪産EV開発プロジェクトから助成を受け、リースアップ後の軽自動車(バンタイプ)をターゲットに、コンバートEVを製作し、新たなビジネスモデル構築を模索している。また、近畿トラック協会などと連携しEVトラックなど3台の開発を行い改造電気自動車のビジネスを模索している。

 そこで、同社の松本起久央部長に改造電気自動車の開発状況などについて聞いた。
 
 ―どのようなビジネスモデルを考えていますか。
 当社が改造電気自動車を製作して発売するより、電気自動車へ改造するために必要な機器のキットを提供するなど検討しています。整備事業者を対象に改造キットと技術を提供していこうと考えています。ですが、まずは実証実験として試作車の開発に取り組みたい。
 
 ―キットでの製作期間はどれぐらいですか。
 エンジンミッションを降ろせる技術があれば、早ければ1週間で組み立てが可能です。
 
 ―製作の段階で困ったことはありますか。
 ちょうどいい、定格の15〜20キロワットぐらいのモーターがないこ
とです。ですので、アメリカ製の3〜40万円するモーターを採用しました。国産であれば10万円台で購入できると思うのですが。