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京都製EVコンバートキット目指す―京都コンバートEVWG
 電気自動車の普及促進に向け取り組んでいる『京都コンバートEV ワーキン
グ』は11月17日、手づくり電気自動車のパイオニアであるEVホンダの本田昇代表をアドバイザーに招き、京都産の部品を使用した「京都製EVコンバートキット」の製作・製品化を目指し情報交換を行った。
 
 同WGでは、府内2例目となる改造電気自動車の試作に取りかかっている。
 
 会議では、本田氏が電気自動車普及協議会で検討している改造電気自動車の安全性ガイドラインについて説明し、検討課題となっている項目などついて紹介した。
 
 WGの幹事を務める常陸オート(株)ではスズキの軽自動車で1983年式「マイティボーイ」のエンジンを電動モーターに取り換え、鉛蓄電池や制
御装置などを搭載した改造電気自動車『Ryoma』を8月に完成させ、近畿運
輸局から車検証の交付を受けた。
 
 この改造電気自動車は家庭用電源から充電でき、充電で40キロ程度走行可能で最高時速は80キロ。また、同WGは12月11〜12日に開催される京都府環境フェスティバルで、京都EVワーキングの取り組みについて紹介する。また、京都府自動車整備振興会でも市販化されたEV・PHVに対応できる自動車整備の専門技術者を養成するWGを立ち上げている。