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水性塗料でVOC削減へ貢献(株)ナカムラ (2/2)
 海外では、欧州、アメリカ、韓国などで使用の義務化が進んでいる。(株)ナカムラでは日本初の自動車補修用塗料でエコマーク認定を受けたBASFコーティングジャッパンの水性塗料を2007年7月から使用を開始し、水性塗料への切り替えを進めてきた。補修用水性塗料は従来の溶剤系塗装に比べ90%のVOCを削減出来る。同社では、入庫の9割に対しこの水性塗料を使用し環境と地域に貢献している。
 
 中村氏は水性塗料の課題について塗装業界では設備投資が必要で作業性の低下などを挙げた。CO2削減に比べVOC削減は社会的な認知が低くエンドユーザーへの働きかけが重要だと解説した。