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兵庫陸運部と兵整振を講師に 大型販売店ら熱心に受講 (2/2)
 参加者が退屈しないよう、兵整振の山本喜一常務が質問役を務め、米倉敏幸兵庫陸運部陸運技術専門官が答える形にして「従来は認証、指定取得事業者のみ指導していたが、法改正で架装など未認証事業者への立入権限が与えられた」など罰則、行政処分などの実例を挙げ説明。小型車対象研修と同様に、エラーの4M要因へ対応を求めた。兵整振の田中護業務課長は、不正改造をはじめとする検査不合格車を撮影・収集した画像によって説明。「検査独立行政法人は今後、赤かピンクか微妙な判定に機器を用いていく。ただ、現行では指定工場に機器の設置義務はない」など情報提供した。熱心にメモを取る参加者も多かった。

 終わりに、中川邦治大型部会副会長は「年間を通し、過積載目的の二次架装、スピーリミッター取り外しなど行わないコンプライアンスによって、安全と安心を確保するため、一丸となって取り組んでいこう」と締めくくった。