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日産自動車と三菱自動車がEV提携―軽自動車を共同開発
 日産自動車と三菱自動車は包括提携(電気自動車(EV)の開発で提携)の意向を固めた。両社は共同で合弁会社(対等出資)を2011年中に設立し、開発を進める。OEM(相手先ブランドによる生産)の車種を、スポーツ用多目的車(SUV)や高級乗用車に拡大することも視野に入れている。日産・ルノー連合と三菱自動車の合計販売台数は年間約700万台。日産が部品の購買、三菱自動車が設計を担当し、三菱自動車の岡山県倉敷市の水島製作所で生産を行う。

 OEMの内容は1.日本市場向けに、日産自動車の小型商用車を三菱自動車に供給。2.中東市場向けに、三菱自動車のSUV(多目的スポーツ車)を日産自動車に供給。3.日本市場向けに、日産自動車の上級セダンを三菱自動車に供給することを検討する。

 日産は12月20日から電気自動車「リーフ」を販売。三菱自は昨年7月から世界初の量産EV「アイミーブ」を法人向けに販売している。 

 両社の提携により、世界第4位の自動車グループとなった。