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今後の政局は?―西村衆院議員に聞く
 菅政権の支持率が下がり続ける中、今後の政局は?自民党の西村康稔衆議院議員(兵庫9区)に話を聞いた。

 民主党は来年の通常国会で交通基本法(全ての人が移動する権利を保障する移動権)の成立を目指し、制度設計を進めています。
 ―人がどこにでも、好きな時に移動できるということ自体は大変、素晴らしいことだと思うが、理念が先行しすぎているように感じる。交通基本法の検討にあたっては移動権をどこまで保障するのか、国と地方の役割の位置付けをどう考えるのかなどを十分に考える必要がある。
 
 労働者派遣法について全面禁止する案を臨時国会に提出し、来年の通常国会で継続審議されます。
 ―社会が変化する中で、多様な働き方を望む人が増えてきている中で、派遣を全面禁止することは働く権利を奪うことになり、また、企業の海外移転を加速してしまうので、働き方の形態の一つとして配慮する必要があると考えている。特に、最近、若年者の中には出世や転勤を希望せず、責任を負いたくないという考え方を持っている人も多いときく。教育にも問題があるが、もっと働く意義そのものを考えて欲しい。職業教育が大事。いずれにしろ、通常国会で議論を闘わせていくつもりだ。