自動車ニュース
【年頭所感】(社)日本自動車機械工具協会会長 中谷良平 (2/2)
まず、自動車検査独立行政法人が進めている前照灯試験機の精度向上及びブレーキ検査の改善等につきましては、昨年に引き続き本年もその検討作業に協力させていただきます。

次に、整備に必要な機械工具について、その開発・改良を進めるとともに、とくに環境対応車の整備に必要なスキャンツール、耐電圧工具等の普及に努めてまいります。

また、整備業界が取り組まれているエコ整備については、整備機器の省エネ性能を示す環境ラベルの創設等を検討し協力いたしてまいります。

 さらに、整備作業中の事故を防止するため、協会機関紙及びパンフレットの配布等によりリフトの定期点検の必要性を積極的にPRいたします。

 当協会が実施している校正業務につきましては、作業の効率化を進めるとともに、コンピュータシステムを利用した校正結果証明書の発行等により、サービスの向上に努めてまいります。

 当協会は本年6月17日から19日まで「安全と 環境守る 整備機器」をテーマとして、我国最大規模の自動車整備機器実演展示会となる「第32回オートサービスショー2011」を東京ビッグサイトにおいて開催することとしております。一昨年は出展募集が不調に終わったことから開催を延期しましたが、今回は展示面積を前回の2/3としたこともありまして、ほぼ満杯となる出展のお申し込みをいただくことができました。開催日には出展各社から最新の車検機器、環境対応車の整備に向けたスキャンツール等の機器、オパシメータ等の測定機器、水性塗料等の環境に配慮した資材等が数多く展示されますので、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

 本年もこうした当協会の諸活動に対しご理解・ご協力をお願い申し上げますとともに、皆様の益々のご繁栄を祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。