自動車ニュース
【年頭所感】(独)自動車事故対策機構 兵庫支所長 葛城滝男
新年あけましておめでとうございます。

 昨年は自動車事故対策機構が実施しています適性診断・運行管理者等の指導講習など事故防止関係業務につきまして、皆様方の積極的なご利用をいただきましたことに対しまして、職員一同心よりお礼申し上げます。

 さて、昨年4月に開催されました「事業仕分け」、同11月に開催されました第14回行政刷新会議において、「独立行政法人の抜本的な見直し」が具体的に示され、当機構におきましてもこれまで以上の効率化等抜本的な見直しが求められているところであります。当機構におきましては、本年も、経費削減などの中期目標を果たしつつ、各事業の効率化を図り、高い水準のサービスの提供に努め、顧客満足度を高めてまいります。

 当機構の使命は、自動車事故防止と被害者支援を通して、安全・安心・快適な社会作りに貢献することにあります。

事故防止に関しましては、運行管理者等の指導講習・運転者適性診断をはじめ、運輸安全マネジメントの支援事業を展開しております。本年は、各種講習会の更なる充実を図るとともに、安全マネジメントコンサルティングを積極的に推進し、事業者の皆様の安全確保に活かされるような役割を果たしていきたいと思っております。

 特に、昨年8月より運用開始しましたインターネットを介した新しい診断システム「ナスバネット」により適性診断の充実を図って来たところであります。また、本年から「出前カウンセリング」事業を開始し「カウンセリング付一般診断」の普及促進を図り、運転者の皆様の安全運転に役立たせていただきたいと思っております。                                                     
 被害者支援につきましては、自動車事故による被害者の方への援護事業として、介護料の支給・育成資金無利子貸付を行うとともに、被害者訪問支援等、交通事故被害者の皆様に対する支援活動を積極的に行って参ります。

 国土交通省の認定を受け行っております「NASVA運輸安全マネジメント評価」は、国土交通省の評価基準と同等の基準で各事業者様が構築、維持されている安全管理体制のスパイラルアップのための助言等を行うことを目的としております。是非、本制度をご活用いただき、安全管理体制の維持・向上、輸送の安全の確保の更なる推進の一助になればと思っているところであります。

 本年も自動車事故防止業務をはじめ被害者援護業務に職員一丸となって精励し、顧客満足度を高めてまいりますので、NASVAに対しご協力、ご支援をよろしくお願い申し上げます。