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【年頭所感】兵庫県トラック運輸厚生年金基金 理事長 北野耕司 (1/2)
 新年あけましておめでとうございます。

 平成23年の新春を迎えるにあたり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。また、旧年中には当基金に対する暖かいご理解と絶大なご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

 リーマン・ショックから2年余り、日本経済は景気回復局面となり、当基金の資産運用につきましても平成21年度決算ではプラス16%の運用利回りを得ることができました。

 しかしながら、昨年の春以降は、急激な円高の影響と米国の景気減速懸念を受けて、株価が下落基調となり、8月には日経平均株価が年初来の安値を更新する展開となりました。

 また、欧州の信用不安、中国のインフレやバブル経済への警戒感さらには米国の雇用情勢の脆弱さなどが懸念され、日本のみならず世界の経済情勢が大きく揺れ動きました。

 これに対応すべく欧米各国が財政と金融の両面から政策を総動員し、市場はいったん落ち着きを取り戻しましたが、先行きは依然として不透明さを増しているのがグローバル経済の現状といえるでしょう。