自動車ニュース
【年頭所感】兵庫県貨物運送協同組合連合会 会長 松原丈夫 (2/2)
 有料道路の利用と割引制度は、昨年9〜10月に実施されたパブリックコメントで高速無料化は、全体の8割強が渋滞増加などへの懸念から「必要な事業とは思わない」にもかかわらず、年末の政策コンテストではB評価(一部減額して予算化へ)となっており、昨年末に再び発表された「普通車2000円上限割引制度」では、中・大型車、特大車は上限制を適用せず、走行距離に応じた現行の距離別料金とするようなことであるが、大口・多頻度の利用者向け割引は廃止の方向とも新聞紙上に載っており、組合にとっては大きな事業である大口・多頻度割引制度の存続、若しくはそれに変わる同等以上の割引制度の創設について、また、阪神高速・首都高速については、現在の定額制から上限のある距離別料金制に変えるようだが、料金の引上げにつながらないよう運動を展開し、併せて事務手数料などが協組の財源として確保できるよう、情報の収集と要望の継続を進めてゆきます。

 WebKIT事業、教育研修事業、自己啓発研修事業を更に充実し、一人では力が発揮できない不況のこの時期こそ組合の存在が力強くなってまいります。強力なリーダーシップが必要になってまいります。

 人材の育成のためや、会員相互の研修とコミュニケーションを深めるために、兵庫運輸事業研究協議会の充実に取組みます。

「峠越え息つく暇なく初日の出」

 困難を克服すれば必ず次の飛躍に繋がると云う長い歴史が証明するこの時を、今耐えることが求められている、互いに強い自信と気概をもって立ち向かい、本年が希望にあふれた明るい年になって欲しいものであります。