自動車ニュース
兵庫県自動車関係団体賀詞交歓会
恒例の兵庫県自動車関係団体名刺交換会が7日、神戸市勤労会館で開かれた。

 当番幹事団体を代表して片岡徹夫・兵庫県自家用自動車協会会長は「昨年は多事多難の年だった。本年も厳しい経済状況で危機感を共有してこの難局を乗り越えたい。衆・参両議院の先生方には、国民生活を守るため実効ある諸施策を推進して頂けるよう期待するものです。私ども自動車関係団体は、安全、安心、快適な地域交通社会の実施と、業界の活性化に取り組んで参ります。この1年が卯年にふさわしい飛躍の年でありますよう祈念します」と挨拶。

 来賓の原喜信・近畿運輸局長は「昨年は自動車重量税の減税で混乱が予想されたが整備事業者の協力で乗り切れた。タクシー新法による地域事業計画も策定でき特定事業計画では事業者に身を切る思いで減車申請をして頂いている。トラック関係は事業振興助成の交付金を継続して頂いた。安全対策と適正化事業に取り組んで頂く。自動車販売はワンストップサービスで兵庫は新システム導入により電子申請は3割と全国的にトップクラスに入る成果を上げている。皆さまの運輸行政への支援にお礼を申し上げる」と謝辞を述べた一方「グリーンナンバーエコカー補助として77億円の予算が成立している。

これは最新の環境基準をクリアしたディーゼル車のバス、トラック車輌に補助するもので、環境対策、経営地盤の強化等に活用して欲しい。安全問題では、グリーンナンバーの交通事故が減少しない。近畿ではアクションプランも作成して取り組んでいるが、事業の社会的信用も安全あってのもので安全対策に一層の努力をお願いしたい」と述べた。

 来賓祝辞は井戸敏三・兵庫県知事の「輸送の効率化のため道路網整備等交通渋滞改善に努める」との祝辞を中林好弘・兵庫県企画県民部県民文化局地域安全課交通安全室長が代読した。また西谷茂樹・兵庫県警交通部参事官が「ねばり強く安全意識の高揚に努めたい」との祝辞を述べた。

 続いて兵庫県出身の衆・参両院議員によるスピーチがあり今年も民主党議員が大勢を占めた。「県連から中央に伝えるのでどしどし相談を」(土肥隆一氏)などあった。また自民党の西村康稔議員は「兵庫のため与党とも手の組めるものは一緒に」とエールを送った。

 祝宴は藤田裕隆・兵庫陸運部長の乾杯発声で開宴となり、歓談が続いた。最後に伊藤新太郎・兵庫県レンタカー協会副会長の音頭で万歳三唱して終了となった。