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兵庫県整備協業・協同化協議会 組織変更を受講 事業を多彩に (1/2)
 兵庫県自動車整備協業・協同化協議会(古本克己会長)は6月14日、有馬グランドホテルで総会を開いたあと、兵庫県中小企業団体中央会と中小企業診断士を講師に、協業組合から株式会社へ移行するための方策を聞いた。

 総会は古本会長が「厳しいものがある。業界は、少子高齢化、不況、用品店等の参入、プリウスやインサイトによるメーカーの囲い込みに負けないお客様の囲い込みが必要だ。当組合は車検、整備、鈑金塗装に加え、レンタカーへの対応では、全整協レンタカー事業に3台登録して、稼働率は60%。満タン返しで帰ってくる。収入は組合と員工場で分ける。自家用車も多く所有しているはずなので、まず1台から登録しよう」。

 14組合中12組合が出席。藤原陽治氏が議長を務め、本部は年2回の理事長会、東、中、西部地区は各地区で売上実績や入庫状況の情報交換、兵整振職員らを講師にコンプライアンス研修、新年会やゴルフコンペなどによる親睦を展開。さらに「西宮と宝塚で月例会の相互訪問を行った」。21年度はこのほか「青年部会も活動報告をしたい」。

 山本喜一兵整振常務は、次世代自動車振興センター、交通事故減少が鈍い事業用車、近畿運輸局行政処分件数など報告後「検査場でヘッドライトや排ガスで製造年の見当違いによるミスが目立つ」と。なお、同協議会担当は、田中護業務課長に交替した。