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「夢」実現へ 窮乏を耐え忍ぶ時―兵ト協兵庫支部新年賀詞交歓会 (2/2)
 中川支部長は「我が国の国土は狭いが日本列島は海に囲まれた島国。陸と海の面積を足すと世界でもナンバー10に入る。海の中には天然ガスという宝がシャーベット上に眠っているという。日本の使用量で言うと100年分が眠っており、実際に三井海洋開発が2012年に採掘を開始し、2018年には本格的な採掘活動を開始するという夢みたいな話が現実になりつつある。今年の干支の卯は月に向かって昇っていくものだと言い伝えられている。夢が実現するその時まで皆さんも頑張っていただきたい」と述べた。

 来賓の荻野喜平兵庫県トラック協会常務理事は「昨年は軽油引取税の暫定税率撤廃の問題、運輸事業振興助成交付金と高速道路の問題など協会として厳しい対応を迫られることが多かった」、「アルコールチェッカーの導入促進助成も未だ未だ申請される方が少なく1割にも満たない状況。導入されたままで、申請していないのではないかと心配している。2月末が期限なのでご活用いただきたい」とあいさつした。

 同じく来賓の柳内国拡兵庫県交通共済協同組合常務理事は「保険契約も昨年の秋以降、増加傾向にあり、12月末は過去最大の契約件数となった。現在、県交通共済は新たな割引有料制度の導入を目指し、最大で70%の割引、対人、対物のセット割引なども検討している」と述べた。

 来賓の赤羽一嘉元衆院議員は「国の税収よりもはるかに多い赤字国債(10年度は約44兆円)を抱える状況で財政再建派の与謝野さんを財務相に起用したことで、いずれ、政権内に歪みが生じ、政権は崩壊するのではないか。4月の統一地方選後、菅政権は解散総選挙に追い込まれるはず」、「まず、デフレ経済を脱却しなければならない。物流事業についても荷主が収益を上げ、運賃を収受できるように働きかけをすることが求められている」と気勢を上げた。