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子どもたちが描いた未来のバス―夢と希望乗せて走る―神姫バス (1/2)
 小中学生が「未来のバス」を想像して自由に描いた作品の表彰式が1月22
日、神姫バス本社で開かれた。
 
 同社は昨秋の9月から、1ヶ月間「未来のバスの絵コンクール」をテーマにコンクールを実施。390点の作品の中から小学生の部13名、中学生の部
12名の受賞者を選び、表彰式では上杉雅彦社長が表彰状と副賞を授与した。
 
 上杉社長は「我々、大人では想像もつかないユニークな作品、環境、障害者や高齢者の方々を意識した優しさにあふれる作品もあり、個人的に感銘を受けた。今、政治は混迷しているが、若い人々が日本を背負って立つという気概を持って今後も頑張って頂きたい」とエールを送った。
 
 表彰式終了後、大手門駐車場で小・中学生の各部門で最優秀、優秀賞に輝いた4作品をラッピングした車両4台のお披露目式を開催した(ラッピングバスは約1年間、姫路、加古川、明石の各市で運行)。
 
 小学生の部で最優秀賞を受賞した姫路市立津田小学の畠中科乃さん(下の絵を参照)は「わたしの絵がバスになって嬉しいです」と喜びを語った。この他、優秀賞に姫路市立白鷺小学の大畑安正君、中学生の部最優秀賞に加古川中学の原田麻衣さん、優秀賞に尼崎大庄北中学の尾園美咲さんが
選ばれた。
 
 式の後の講評会で審査委員長を務めた版画家の岩田健三郎さんは「エコや立場の弱い人のことを思いやった作品もあり嬉しかった」と講評した。
 
 講評の後、受賞者らは家族とともに昼食を摂り喜び分かち合った(提供されたかぼちゃのスープは神姫バスが掲げる「地域共栄、未来創成」の企業理念を基に「冬至」かぼちゃかぜ知らず計画と題し、加西市の卸、種苗、肥料会社や地域住民と協力し、無事、実った自信作)。