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目指せ三つ星バス―貸切バス事業者の安全性評価・認定 (2/2)
  バス事業が免許制から許可制へ変わり、貸切バスを中心に異業種や新規事業者の参入が相次いでいる。競争が激化し、過労や賃金低下など労働条件の悪化が指摘されている。貸切バスの安全性評価・認定制度は平成19年にあずみの観光バスの貸切バスが大阪モノレールの橋脚に衝突した事故を契機に検討が開始された。


  同制度は任意の制度であり、バス協会非加盟でも日本バス協会に直接申し出れば参加可能だ。評価基準は標準を基準とし、事業許可取得後3年以上が経過していること、安全遵守に違反がないこと、大きな事故がないことなどが項目にあがっている。 1月から2月にかけ事業者説明会が各地で開かれる。4月の上旬から募集を開始し、5月から審査に入り、8月中旬に認定委員会を開かれた上で、8月下旬に認定書が事業者に届く手順だ。