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時流に合わせマナー向上へ―タクシーマナー向上推進会議 (2/2)
 神戸市域で実施されているマナー向上への取組み事例紹介の中で、天王寺谷慶吾同市コンベンション推進室主査は「タクシー乗車モニター調査の実施結果(平成22年10月7〜9日)を見ると総合ポイントは8.4から10.2へと2桁台へと移行。平成15年度以降、過去最高を記録した。あいさつなどの面で大幅な改善が見られたことなどが主な理由」と報告した。
 
 各団体の取組み事例報告で兵タ協は「モニター制度などで乗車時状況を調査し報告書にまとめるなど様々な取組みを実施」、神戸個人タクシー事業協同組合は「三ツ星でランク付けを行うマスターズ制度を導入」、全兵庫個人タクシー事業協同組合と「独自に車内にお客様ご要望カード(返信はがき)を備え付け、利用者の声を汲み取る体制を整備している」とそれぞれ説明した。

 神戸国際コンベンション協会は「増加している外国語圏の観光客へのサービス向上を目指し、3月8日に観光タクシー研修会を実施する予定」と説明し、タクシーマナー向上キャンペーンを今年の10月1日を目安に調整を進めていくことも確認した。

 また、2012年1月から放映が始まる大河ドラマ「平清盛」に合わせ、神戸を来訪する観光客へ向け日常業務の中で豆知識を活用できるよう乗務員を対象に講習会やまち歩きを複数回実施することも決めた。